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温暖化に適応した農業へ 農水省が対策検討スタート(2面・総合)【2015年2月3週号】

リスク回避、利点活用の両面で
 農林水産省は9日、食料・農業・農村政策審議会企画部会地球環境小委員会などの合同会議を開き、「農林水産省気候変動適応計画」の検討を始めた。農林水産分野の地球温暖化に伴う気候変動の影響評価と適応方向をまとめ、夏ごろをめどに閣議決定する政府全体の適応計画に反映する。温室効果ガスの排出削減につながる環境負荷が小さく省エネ型の適応策の開発・普及を基本とし、低温被害の減少に伴う産地拡大などメリット活用や極端な気象現象による災害への対応・防災などを検討する。気候変動は農業生産に大きな影響を及ぼすと懸念され、計画的な取り組みでリスク回避を図る必要がある。

(2面・総合)