「野菜の価格変動は予想が難しく短期間に6〜7割になるおそれもある。多品目生産によるリスク分散を収益確保のポイントとしている」と福岡県久留米市太郎原〈だいろばる〉町の野村勝浩さん(54)。リーフレタス5ヘクタールを筆頭にホウレンソウ2ヘクタールなど葉もの野菜を露地栽培する。パイプハウスでコマツナとミズナを周年栽培し、端境期となる7〜9月の収入確保と年間作業体系を構築して経営安定を図っている。JAくるめリーフレタス部会の部会長を務め、共販売り上げ10億円の達成に貢献するなど地域農業の先導役として活躍している。
(13面・営農技術)
〈写真:リーフレタスの生育を確認する勝浩さん〉