「お茶の育つ景色や水とともに人をもてなしたい」と静岡市清水区中河内(なかごうち)で100年以上続く茶業を継いだ鈴木まゆさん(30)。「清照由苑(せいしょうゆえん)」と名付けた茶園では、1.3ヘクタールで茶を栽培し、抹茶や煎茶に加工して販売する。母の照美さん(55)と2人で自宅の敷地に設けた茶室兼店舗を営む。抹茶や煎茶などの商品はアイデアを出し合いブレンドや包装などを工夫した。茶摘みや茶葉を使った染め物の体験を企画し、山間の茶産地を訪れる人を楽しませている。
(3面・暮らし)
〈写真:「同じ茶葉でも色の違いが出せます」と茶葉で染めたストールを手にまゆさん〉