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長岡野菜「雪大根」―― 降雪後に収穫 辛味和らぎ甘く【新潟支局・2015年2月1週号】

150204_13.jpg 【新潟支局】降雪後に収穫する長岡野菜「雪大根」の出荷が、2月末まで長岡市で行われている。雪大根は、秋に収穫するダイコンを雪の積もる冬季まで待って収穫するため、実はどっしりと大きい。
 収穫後は、低温で高湿度の雪中に保管するため、辛味が和らぎ、生で食べるとナシのようなみずみずしい食感と甘味を感じるのが特徴だ。
 「積雪後に収穫することが決まりのため、作業計画が立てにくく、根雪になる前に一斉に収穫するので苦労しました」と話すのは、昨年から10アールで栽培を始めた左近農園(早川滋代表取締役社長=67歳)の大竹裕樹さん(22)。
 降雪前は好天が続き順調に肥大したが、その後の急激な積雪で、作付けの多い生産者の中には、雪に埋もれて収穫が困難となった圃場もあったという。


〈写真:掘り出した「雪大根」〉