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オリジナルレシピを開発 ―― 特産品の魅力PR【秋田支局・2015年2月1週号】

150204_11.jpg 【秋田支局】「山内地域をはじめとして、横手市にはおいしい農産物がたくさんある。その良さを多くの人に広めていきたい」と話す、横手市山内土渕の藤田ミキ子さん(56)。オリジナルレシピの開発を通して、地元の特産品のPRに力を注いでいる。
 藤田さんが現在取り組むのは、伝統野菜「山内人参(にんじん)」を使った「さんないだんご」。もち粉と山内産サトイモ「いものこ」からなる団子に、自家産ニンジンをペースト状にしたあんが付いたものだ。「ニンジンを嫌う子どもが多いので、お菓子にすれば食べてもらえると考えた」と藤田さん。「白あんを使うことでニンジンの赤みを生かして、見た目でも楽しめることがポイント」と工夫した点を明かす。
 山内人参は横手市山内地域で栽培される品種で、30センチ以上ある長さと、鮮やかな赤色にしっかりとした肉質が特徴だ。近年、横手市が中心となって作付け拡大と販売促進を図っている。
 市で開催された「アイデア料理コンテストinさんない」で、藤田さんのさんないだんごが最優秀賞に輝いた。藤田さんは「いただいた賞を励みに、これからも続けていきたい」と笑顔を見せる。


〈写真:「山内人参」を手に藤田さん〉