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温州ミカンを樹上完熟 品質追求し糖度14度 ―― 和歌山県有田川町・的場清さん(9面・営農技術)【2015年2月1週号】

150204_07.jpg 1.4ヘクタールの「宮川早生」を中心に温州ミカン1.8ヘクタールを栽培する和歌山県有田川町田口の的場清さん(59)は、樹上完熟させたミカンを収穫後10日〜1カ月貯蔵し、糖度14度、酸度0.7%の〝まろやかなミカン〟に仕上げる。食味を左右する剪定(せんてい)は、2月上旬〜5月中旬に夫妻2人で時間をかけて丁寧に行う。収穫などは適期作業を心掛け、雇用労働を使って一斉に実施する。収穫後の果実を傷めないよう選果機の段差を小さくし、コンテナにクッションを敷くなど努める。個選で市場出荷し、平均単価キロ600円の高値で取引されている。

(9面・営農技術)

〈写真:ミカンを選果する的場さん。選果機からの段差を小さくしている〉