「NOSAIの植栽図は分かりやすく、樹齢の更新もされて便利。園地の状況を正確に把握できるようになった」と、奥州市江刺区伊手隅川でリンゴ約5ヘクタール、プルーン、モモなど約35㌃などを生産する菅野千秋さん(40)は喜ぶ。岩手県のNOSAI胆江(胆江地域農業共済組合、菊地一男組合長)では、リンゴ共済に加入する農家や加入見込みの農家園地の植栽状況を品種・樹齢ごとに整理した植栽図(園地図・植栽状況見取り図)を提供する。担当職員が衛星測位利用システム(GPS)を使い、樹〈き〉の位置を測定。農家から聞き取った品種や樹齢などのデータを加える。これまでに約11万本の植栽図を作製した。
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〈写真:植栽図を示して菅野大晴職員(左)に園地の品種構成を説明する菅野千秋さん〉
〈図:農家に提供する植栽図。品種を色分けして分かりやすく表示する〉