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西洋野菜を30種類以上 ―― 飲食店への出荷に手応え【福島支局・2015年1月4週号】

150128_10+11.jpg 【福島支局】30種類以上の西洋野菜を生産(40アール)する、いわき市山田町の坂本和德さん(39歳、水稲10ヘクタール、ネギ120アール)は、高品質生産に努め、レストランなど出荷先から厚い信頼を得ている。
 坂本さんは1999年に参加したヨーロッパ研修で、現地のネギの種を入手し、興味本位で育て始め、03年には販売を目的に作付けた。そして、いわき市内でフレンチレストランを営むシェフ・北尾博水(ひろみ)さん(46)から、「新鮮な西洋野菜が欲しい」と言われたことをきっかけに、西洋野菜栽培に取り組むことに。
 「少しずつ良いものができるようになった」と坂本さん。北尾さんと一緒に市場で宣伝を行い、市内を中心にレストランやホテルなど10軒以上に出荷し、順調に売り上げを伸ばした。
 今ではポワロやロマネスコ、エンダイブ、カステルフランコ、コールラビ、タルディーボなど30種類以上となっていて、坂本さんは「手応えを感じています。今後は出荷先を首都圏や全国に広げたい」と意気込でいる。


〈写真上:野菜を手に坂本さん〉
〈写真下:坂本さんが手掛ける西洋野菜〉