天敵昆虫や微生物を利用する生物農薬は、環境への負荷を軽減する環境保全型農業への導入、化学農薬による薬剤抵抗性発生の抑制など効果が期待されている。しかし、コストが高く、防除できる病害虫が限定されるなどの理由から化学農薬を含めた総出荷額の0.63%と普及が進んでいない。日本植物防疫協会が16日に東京都内で開いたシンポジウム「生物農薬―この20年の歩みと今後の展望」から、現状や課題、普及対策などを紹介する。
(10面・資材)
〈図:生物農薬出荷金額の推移(日本植物防疫協会提供)〉
天敵昆虫や微生物を利用する生物農薬は、環境への負荷を軽減する環境保全型農業への導入、化学農薬による薬剤抵抗性発生の抑制など効果が期待されている。しかし、コストが高く、防除できる病害虫が限定されるなどの理由から化学農薬を含めた総出荷額の0.63%と普及が進んでいない。日本植物防疫協会が16日に東京都内で開いたシンポジウム「生物農薬―この20年の歩みと今後の展望」から、現状や課題、普及対策などを紹介する。