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空きハウス利用し牛舎自作 ―― 部屋を広めに設計 快適環境に【鹿児島支局・2015年1月3週号】

150121_07.jpg 【鹿児島支局】「改良点はまだまだありますが、安価で良い牛舎ができました」と話す志布志市有明町の草野治美(くさのはるみ)さん(53)は、園芸用ビニールハウスを牛舎に改良。牛の飼養管理に役立てている。
 牛舎は間口が10メートル、奥行きは16メートルで繁殖牛8頭を飼育可能だ。屋根には畜産用波板を設置し、側面には脱着可能な防虫ネットを使用して、日射の軽減と通風を確保した。
 コスト削減のため、木材と波板以外はすべてハウスで利用していたものを活用。スタンチョンの枠などはすべて自作した。草野さんは「波板の設置が一番苦労しましたが、修繕や手直しも簡単ですし、部屋を広めに設計したので牛もストレスを感じず、病気もほとんどありません」と手応えを感じている。


〈写真:自作した牛舎の前で草野さん〉