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自家産リンゴをアップルパイ、果実酒に 加工品で広げる販路 ―― 青森県弘前市・タムラファーム(10面・流通)【2015年1月2週号】

150114_04.jpg 12ヘクタールのリンゴ園を経営する青森県弘前市青樹町の農業生産法人タムラファームでは、生産したリンゴを原料にしたジュースやジャムなど加工品の製造・販売に力を入れている。代表の田村昌司さん(56)は「利益率の向上やリスク回避に加工品の製造・販売は不可欠だ。規格外ではないリンゴも使い高品質な加工品を作っていく」と話す。中でも妻・玲子さん(56)が作る「紅玉のアップルパイ」は年間1千万円を売り上げる人気商品だ。昨年10月には、果実酒製造免許を取得し、自社の醸造所でリンゴを使った発泡果実酒のシードル生産に乗り出している。「すべてはおいしいリンゴ作りから」をモットーに、リンゴを使った経営の多角化を進める。

(10面・流通)

〈写真:「次はリンゴを使った化粧品の開発に挑戦したい」と夢を描く昌司さん〉