地域活性化グループ「山賊」を結成
「農村の生き方を楽しめる仲間を地域に増やしたい」と、山梨県山梨市牧丘町で「巨峰」などブドウ70アールを栽培する網倉勇太さん(37)。地元に住む若者を集めて地域活性化グループ「山賊(さんぞく)」を結成し、移住希望者を支援するほか、サルの追い払いなど獣害対策や森林浴のガイド、立木の伐採などの活動をしている。移住者が住む古民家の改修なども手がけ、これまでに担当した移住の手伝いは約20世帯にのぼる。網倉さん自身も移住者で、経験を生かした田舎暮らし体験など月1回以上のイベントを開催し、参加者に地域の魅力を伝えている。
(3面・暮らし)
〈写真:「近隣でブドウへの被害も出ているので食い止めたい」と網倉さん。サルの群れには発信器が取り付けてあり、アンテナで方向を確かめ、花火などで驚かして追い払う〉