肉牛、水稲、野菜など作目が異なる農家たちが連携し、地域のPRに乗り出した。長野県東御市新張横堰地区の若手農家など6人で構成する「YO農会(Yoko segi Agri Group)」は、マルシェや地域のイベントに出店して農畜作物を販売するほか、消費者を招いたクリスマスパーティーなど交流活動を展開する。肉用牛一貫経営(肥育・育成牛150頭、繁殖牛78頭、牧草地1ヘクタール)で発起人の峯村誠太郎さん(33)は「同じ土地にこれだけの作物が集まる。それぞれをつなげていけば地域の魅力発信や活性化になる」と話す。農地の貸し出しを通じた消費者交流や、メンバーの食材を使った料理をワイナリーやカフェで提供しようと計画中だ。
(6面・新年号特集)
〈写真:YO農会のメンバー。後列=峯村さん(右)、小林隼也さん、前列=小林浩樹さん(38)(右)、波田野さん〉