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交流より深く 参加者の提案を体験内容に反映 ―― 大分県由布市・いなかの風(5面・新年号特集)【2015年1月1週号】

150101_05.jpg 「若い人と接して若返ったよ」と笑顔を見せる西郡正俊さん(57)。大分県由布市挾間〈はさま〉町朴木〈ほおのき〉で繁殖母牛40頭を飼養するかたわら、地区に住む農家と3人で週末の農業体験を受け入れる「いなかの風」の"校長"を務める。講師役の3人が野菜作りや稲作を指導するほか、自然や住民との交流を楽しむ企画もあり、農村体験を満喫できると好評だ。20〜30代の申し込みが多く、毎回足を運ぶ参加者もいる。農村に向かう若者を増やし、遊休農地を減らして地域を活性化しようと始めた試みで、地域に新しい風が吹き始めた。

(5面・新年号特集)

〈写真:育ててきたジャガイモの収穫に満足げな参加者〉