水田営農の規模拡大が急速に進む中、水稲の作期分散や省力化、生産費の低減につながる直播栽培があらためて注目されている。直播に適した品種の育成と栽培技術や資材の開発により、課題とされた出芽・苗立ちの不安定や雑草の問題なども克服されつつある。湛水〈たんすい〉直播と乾田直播について、技術開発の動向や長所・短所などを生産現場のルポを交えて紹介する。
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鉄コーティング直播栽培 ―― 新潟県上越市・萩原浩亮さん
〈写真:多目的田植機と点播播種機を導入する萩原さん〉
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2年3作輪作体系を実証試験 省力化、作期分散などで経営にゆとり ―― 宮城県名取市・有限会社耕谷アグリサービス
〈写真:作業幅5.3メートルのケンブリッジローラーと大友さん〉
(14面・技術)