「立ったままで無駄なく散布できる道具があればと思い付いたのが、この肥料散布器です」と話す、高松市女木町の高岸弥一さん。ペットボトルや塩ビ管を材料に散布器を製作し、省力化に役立てている。
散布器は、塩ビ管の先を斜めに切って少し上向きに曲げ、反対側にペットボトルを取り付けたもの。ペットボトルは肥料をすくえるようにシャベル状に切っている。ペットボトルを取り付ける際は、熱を加えてパイプを広げ、ビニールテープで固定した。
使い方は、パイプ内を肥料で満たし、作物の根元で地面に当てて肥料を落とすだけ。地面に当てる力の強さ・回数で、散布量の調整が可能だ。高岸さんは「立ったままで散布・補充できるので腰に負担が掛からず、とても便利です」と話している。