ハウス2棟(10アール)でイチゴのベンチ栽培(高設栽培)に取り組む斐川町坂田の佐藤博さんは、使わなくなった手押し車を自分で溶接して収穫用台車に改造、収穫作業の省力化を図っている。
ベンチ施設は3年ほど前に設置。「土耕で2年作りましたが、しゃがんで収穫するので腰を痛めました。このままだと長続きしないと思い、ベンチ栽培に切り替えました」と佐藤さん。
また、収穫車は箱を3段に分けて置けるようにし、摘み取ったイチゴを大きさによってそれぞれの箱に入れる仕組みだ。佐藤さんは「最初は一つの箱に首からつるして収穫していましたが、この台車だと箱ごとに果実の大きさがそろっているので、パック詰めも簡単」と笑顔を見せる。
現在、佐藤さんのハウスでは近所からもらった乳母車を改造した2号機も活躍している。