「昨年10月に自動給餌システムを導入した観音寺市植田町の好川秀夫さんは、自家配合飼料を受ける部分をコンパネで自作。「経費削減だけでなく、微妙な高さなど牛舎に合った調節ができる良さも加わった」という成果を上げている。
好川さんは130頭ほどの黒毛和牛を肥育。メーカーと相談し、直径50ミリの管を通ってきた自家配合飼料を受ける部分を32個製作した。さらにえさが飛び散らず、牛が突かない高さにチェーンで調節できる工夫も加えている。その結果、購入すれば1個3万円ほどかかるところを1割弱の経費で完成させた。
以前は、朝夕の給餌に50メートルの牛舎を手押し車で4往復したが、システム導入後は1往復だけになり、好川さんは「楽ですよ」と満足している。
<写真:レバーをまわして給餌>