「このハンマーは誰でも簡単に使えるし安全。作業も何十倍と早くできる」と話す美土里町の桑原博さん。コンクリートを砕く時に使う電気ハンマーを改良して「ハウスのパイプ打ち込み機」を自作し、ネギの水耕栽培ハウスの建設に役立てている。
作り方は
(1)ハンマーのノミ部分を先端から5〜7センチの位置で切断
(2)手元から先端へ向かって細くなるように削る
(3)先端から大きめのナットを取り付ける----というもので、溶接の必要はなく、電気ハンマー以外は1千円程度の材料で作成できる。
使う時は、パイプを地面に立ててハンマーの先端をパイプの穴に挿入。スイッチを入れ、パイプを支えているだけでパイプが打ち込める。30センチ打つのに5〜6秒しかからない。先端に筒状のパイプをかぶせれば、鉄筋も打つことができるという。
<写真:「このハンマーは誰でも簡単に使えるし安全」と桑原さん>