周東町上久原の田中成呉さんは、水稲の害虫「スクミリンゴガイ」(通称ジャンボタニシ)を、段ボールを使って捕獲することに成功している。
きっかけは、畑で使っていた段ボール片が、たまたま水田に落ちたこと。「数日経って段ボール片を拾い上げてみたら、大小たくさんのジャンボタニシが食いついていて驚いた」と田中さん。そこで30センチ四方の段ボール片を水路や畦畔(けいはん)に立てかけたところ、翌日、水面下の部分に、1センチ以下の小さいジャンボタニシもたくさん食いついていたという。
「来年は段ボールの種類などを変えてみて、さらに成果の上がる方法を見つけ、ジャンボタニシで困っている農家に教えてあげたい」と田中さんは話している。
<写真=水田に立てかけておいた段ボール。ジャンボタニシがたくさんくっついている>