イチゴの玉出しとウドンコ病対策に、魚網を使って経費を節減しているのは、平戸市根師子町の植木茂一さん。植木さんは、イチゴ25アール、水稲60アールを栽培する専業農家だ。
イチゴの玉出しに、以前はひもを竹のしんに結んで引っ張っていたが、葉が伸びるとすぐ花が隠れてしまうデメリットがあった。
そこで植木さんは「いらなくなった魚網を使うことで、花芽と葉が別々になり、枯れ葉が花芽の上に落ちなくなります。このことでイチゴの日当たりが良くなり、品質の良いイチゴができます。また、葉が垂れてこないので、イチゴに水滴がかからず実が腐りません」と話す。
<写真:不要な漁網で葉と実を分けているので、高品質のイチゴが栽培できる>