安達郡安達町の佐藤孝志さんは平成10年1月の大雪で7棟のハウスをつぶされるなど被害にあった経験を生かし、ハウスの強度を上げるほか、さまざまな工夫を凝らして経営の安定を図っている
通常、180センチでダブルキャッチにするパイプを90センチ間隔に入れ、さらに、直管パイプ4本を屋根面にビスでつなぎ、妻面に2本入れるというもの。金具も雪害にあったハウスから流用し、通常の2倍使って強度を大幅にアップさせている。
佐藤さんのハウスはさらに、天窓、二重被覆、巻き上げ機、防虫ネットなどの設置で、内作や天候に応じた換気が可能だ。換気する際は、外側と内側の被覆材の巻き上げ方法が上下逆の動きをするように工夫。直接内作に外気が当たらないようにできるうえ、空気の流れもできるため作物の生育も良いとのこと。