ハウスのパイプを線路に、作業用ローラーを貨車代わりに利用――。イチゴベンチ栽培の苗運びを省力化しているのは、平戸市深川町の前川耕一さん。
イチゴ苗のハウスへの搬入は、1.ベンチの間が狭い、2.通路が湿っていると一輪車が使いづらい、3.作業が集中するため体に負担がかかる、など大変な作業だった。
そこで前川さんが考案したのがこの運搬台。まず、ハウスのパイプをベンチ栽培の通路に2本敷き、その上にローラーを乗せる。そしてコンパネを敷板にして苗を載せ、ひもでに引っ張って運ぶ。
前川さんは、「身近にある材料を利用して、お金をかけずに効率良く、仕事を楽にしていきたいですね」と話している。
<写真:通路にパイプを2本敷いて、ローラーを乗せてコンパネを敷板にして苗を載せる。これをひもで引っ張って運ぶ>