三豊郡山本町の藤田裕貴さんは、水田にくるスズメを追い払う対策としてシュロの木の皮で作った"タカ"を設置。効果を挙げている。
「糸を張ったり、爆音機などのおどしでは、効果がいまひとつ。そんな時、スズメの天敵がタカだと教えられたのがきっかけ」と話す藤田さん。
ハンガーを骨組みに利用して稲わらで肉付けし、その上に4枚のシュロの皮を巻いて胴体や羽の形を整え、最後に銀紙の目を付けて仕上げる。稲穂の上で風に吹かれ、揺れる姿は本物のタカと見間違うほどだ。
藤田さんは「材料さえそろえば5分で作れます。新しいシュロの皮を使うことが、よりタカに似せるポイントなんですよ」と話している。