積雪地帯では冬場、軽トラックの荷台をシートなどで覆い、雪などが入らないようにする車が増える。これをもっと便利にしようと十日町市の登坂貞夫さんは、特殊なフレームに市販されているプラスチック製の波板を付けた「ドーム型トラック屋根」の特許申請を公開。同時にこれを販売している。
以前、プラスチック製の波板でその弾性をうまく生かし、ドーム型にして荷台を覆う軽トラックを見かけた。しかし、この方法だとあおりの内側に波板が差し込まれているだけで、荷台がぬれてしまうという欠点があった。
そこで、「荷台がぬれないようにするにはどうしたらいいいのか」という発想で作ったのが「ドーム型トラック屋根」。
構造はステンレス製のフレームを左右のあおりの枠にはめ込み、そこにプラスチック製の波板を差し込むという簡単な方法。これにより雨や雪が荷台へ流れず、荷台の前後に透明なシートを使うことで運転席から後方の視界も良好になっている。
フレームは腐食しにくく弾力性に富み、見た目も良いステンレス製のものを採用した。価格はドーム型屋根一式で28,000円、プラスチック波板別で24,000円。
<写真:雪に強いのが特徴>