遠野市土渕町の佐々木久一さんは、トラクターのローダーに廃材鉄骨を利用した「荷受け台」を考案し、乾草の積み込みに威力を発揮している。
酪農(乳牛23頭)を営む佐々木さんはかねてから乾草取りの作業で草地からトラックへの積み込みは、荷台が高く、作業効率が悪いため苦慮していた。市販のホークやバケットでは少ない個数しかのせることができなかったため、鉄骨などの廃材を利用し、着脱の容易な荷受け台を作った。
溶接器具は自前で経費は2000円。20キロのコンパクトこん包が20個も積めることから、今まで2トンのロングトラックに1人で1時間かかっていた積み込みが20分ほどで終わるようになり、作業効率が大幅に上がったと話している。
<写真:廃鉄材を利用した「荷受け台」。乾草が約400キロ載せられる>