印旛郡印旛村山田の須藤哲夫さんは、廃棄された自動車の部品を使ってあぜシートの巻取り機を作った。須藤さんは「あぜシートは巻きづらいもので、腰を曲げながらの作業は大変。これを使えば楽にきれいに巻くことができる」と満足そう。
　「新たに買った材料はほとんどありません。ある物を使い加工、溶接して作りました。一番悩んだのが、巻いたシートを取り外す法方でした」と須藤さん。
　巻かれたシートは巻取り機にくっつき巻き付いてしまいう。そのため手では、巻取り機から抜くことができなくなってしまう。そこで須藤さんは、巻き取る軸を車載工具のジャッキを利用して抜くように工夫をした。ジャッキは回しやすくするために工具のラチェットで回せるようにしてある。
　また、きれいに両端がそろうように巻き取れるようにするためのガイドは、いろいろな幅のシートに対応できるようにスライド式になっている。
　「フレームが鉄なので持ち運びの時に重い」が、それが作業をしている時の安定性に役立っていると使い勝手は良いと須藤さん。