南高来郡吾妻町西光寺の馬渡重幸さんは、マルチ栽培のタマネギをマルチを張ったままで掘り取りできる機械「マルチ栽培兼用タマネギ掘り取り機」を考案し、収穫の時間が大幅に短縮できるなど効果をあげている。
従来のタマネギの掘り取り機は、値段が高く、タマネギを傷つけることも多いなど、マルチ栽培のタマネギには使えなかった。このマルチ栽培兼用タマネギ堀り取り機は、タマネギを傷つけることもほとんどなく、トラクターのアタッチメントとして簡単に取り付けられるので使いやすく、値段も安価でできるなどのメリットがある。
馬渡さんは「この機械ができたおかげで、今まで5人で1日はかかっていた作業が20〜30分ですむようになりました」とニッコリ。
特許の申請もしているという馬渡さん。「掘り取ったタマネギを真ん中に寄せるように改良したいですね。それからタマネギ栽培を、植え付けから出荷まで一貫した機械化作業体系の確立を目指したいですね」と話している。