「運転席から作業状態を確認できるので効率よく作業ができる」と話すのは、乗用管理機に大豆播種機を取り付けて、乗用播種機を手作りした南秋田部天王町の佐藤倫蔵さん。
播種装置は全長約4メートルで、知人から譲り受けた6台の播種機をつなぎあわせてある。佐藤さんは「制作する上で一番苦労したのは播種機を管理機に取り付ける部分の工夫だった」と話す。
播種機は、播種部分が水平を保てるように工夫。固い圃場や柔らかい圃場など、条件が異なるところでも均等に播くことができるという。作業するときは、播種機の両端へ田植え機のようにマーカーを取り付ける。
そのほか、装置は簡単に着脱ができるように工夫され、6つの播種機もそれぞれ取り外しが可能だ。
「この機械を使うことで作業がスムーズにでき、人手も減らすことができた」と佐藤さん。1週間で約50ヘクタールの播種ができるという。