シイタケの菌床栽培に取り組んでいる平鹿郡平鹿町の畠山浩之さんは、栽培棚の下にレールを敷き、棚自体を移動させられるように改造。これにより栽培スペースが増え、固定式の約2倍の栽培量を確保している。 ハウス内は中央を通路として、左右に幅150センチでレールを敷き、その上を棚が動くようにした。 棚1台の大きさは幅55センチ、奥行225センチで、7段に仕切り、菌床ブロックが150個収まる。片側24台、計48台並んでいる。 この結果、40坪のハウスに7000玉の菌床が置けることに。従来の固定式棚では4000玉が限度だったという。 「暖房費の面でのメリットが一番大きい」と話す畠山さん。 また、「今までは1段に菌床を3列並べていたので、真ん中のものを収穫するとき、取りださなければならなかった。今の棚は1段に2列で、しかもスライド式なので左右どちらからでも作業ができる」と話す。