大豆播種機を使い比較的広い面積で作業する際、播種のラインをガイドするための綱を張る作業があり人手が2人必要となるが、千葉県君津市貞元で大豆栽培(4.5ヘクタール)を手掛ける半沢富次さんが考案したのは、播種機の両わきに溝切り円盤を取り付け、播種と同時にガイド線を引いて行くようにする方法。
円盤を付けたアームは片方ずつはね上がるようになっているため、次に播種する側のアームを下げることによって播種するラインが引かれていくという仕組み。方向転換した時にこのラインに沿って播種機を運行させればいいようになっている。
「播種する距離が短いときは網を張る時間がもったいないと思っていた。これなら播種機を使う人だけで手は足りるので便利です」と話す半沢さん。「いま君津市は、地元産の大豆を使つた豆腐づくりを支援しています。だから、大豆を作る仲間が増えてほしいんです。この機械が役立つといいですね」と半沢さん。