水稲と植木生産の複合経営に取り組んでいる東金市押堀の高宮明雄さんは、解体したハウスのパイプをレールにしたトロッコを利用し、ハウス内外の搬入省力化に役立てている。
高宮さんは複合のメリットを生かして、水稲の育苗ハウスが空いている時期にコニファーの苗木を生産しているが、ハウス内外に水稲育苗箱とコニファーのフラワーコンテナを搬入する時の腰への負担が悩みだった。
このトロッコは滑車がパイプをはさみ込むようになっているため、パイプを固定する必要がない。このためパイプを自由に移動し設置できるのが便利。
また、運ぶ品物に合わせ台車の強度、大きさを変えれば利用範囲が広がる。
「狭い場所でも利用でき、育苗箱などを運ぶのに大変楽になります」と高宮さん。廃品のパイプの利用と、台車は廃材の木材を利用したので費用は滑車代の4000円だったという。
(写真:高宮さんと廃材を使用したトロッコ)