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ペットボトルで「天井ハエ取り器」など考案(98年2月2週号・佐賀版)

 ペットボトル利用の「天井ハエ取り器」や「正真正銘シシおどし」、立ったまま追肥ができる「スポット追肥器」──。伊万里市東山代町脇野の立石健一さんは、実践的なアイデア道具を数多く作り、農作業などに役立てている。
 ペットボトル利用の「天井ハエ取り器」は、ペットボトルの上部を3分の1ほどのところで切り、逆さまに入れ直して、天井に届くように竹を取り付けたものだ。中には薄めた洗剤が入れてあり、ハエが天井にとまったときに逆につけたペットボトルをかぶせ、下に落ちたハエを溺れさせる。
 このハエ取り器は、10年ほど前に液体洗剤入れで製作り、今はペットボトルを利用。「特徴は、容器が透明で、採るときにハエの様子がよくわかる。ガラス製のものが日本に元々あって、それを見本に作りました」と立石さんは話す。
 JAの事務所内でも使われ、夏場には数10匹のハエが入っていたという。  また、立石さんの水田もイノシシが荒らすようになり、その防除策として昨年作ったのが「正真正銘シシおどし」。水をパイプで引いて竹を動かし、音が大きくなるようにオイルの缶を使っている。