日南市飫肥永吉の丸田昭一さんは、ジネンジョ(ヤマイモ)の栽培に一工夫している。自宅近くの傾斜地(勾配が45度)と防風林を利用し、傾斜地に長さ1.2メートル〜1.5メートルの軒樋か樹脂製の波板を埋めて、そこの上部付近に種イモをまいている。
今までの畑地への軒樋植え栽培では、毎年全部掘り上げて収穫し、春先に再度植え付けをしなければならなかった。この方法なら毎年同じ場所で収穫でき、掘り出しが3分の1の労力ですむという。丸田さんは「つる立て用の竹が不要だし、軒樋なども掘り上げなくてすみ一石二鳥です。種イモになる部分を20センチ程度残し収穫すれば、春先の植え付けもいりませんよ」と話す。収穫したジネンジョは近所の人に配っており、大変喜ばれている。
<写真:波板を埋め込みジネンジョ栽培を行う丸田さん>