照明設備などのいらない低コストの資材倉庫としての活用ができる巨大なビニールハウスが、県東部の降雪地帯に完成し、他産業からも注目されている。
このハウスは岩美町岩常で観光農園を経営する藤田道明さんが建築した間口20メートル、奥行き70メートル、棟高12メートルの鉄骨2階建ての屋根型ビニールハウス。雪害対策にも配慮した造りで、藤田さんは「多い年には1メートル近い積雪がありますが、高さ6メートルある側面から落下する雪は、地面に散らばり溶けてしまいます」と説明する。
ハウス内ではブーゲンビリアが花を咲かせ、コチョウラン、力トレアなど、ランの原種が野生の状態で栽培されている。
(写真:藤田さんが設置した巨大なハウス、2階部は資材置き場にも)