富合町釈迦堂の内野喬さんは、トンネルの開閉作業を、ハンドルを回すだけでできる「トンネルビニール開閉装置」を開発、省力化に役立てている。
この開閉装置は、トンネルビニールを二重三重に被覆し、栽培面積も増える春メロンのトンネル開閉作業問題を解決しようというもの。その仕組みは、トンネル竹も従来使用している「なよ竹」を用い、廃材などで作った回転軸に、回転アームとその先部にシート保持具を取り付け、さらに作業用ハンドルを取り付けたもの。これによりトンネルビニールの開閉作業が一人ででき、労力もかからずに時間も大幅に短縮、さらに作業服も汚れない。
また、開閉作業が楽にできるため適温での管理が容易になり、品質の向上も期待できるとのこと。
しかし内田さんは「まだ80%の出来。開閉のスムーズさにまだ改良の余地があります」と研究に余念がない。