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廃品管理機など利用して農薬散布機製作(97年12月2週号・宮崎版)

 高鍋町老瀬の横山正継さんは、廃品を利用して薬剤散布機を製作作成し、労力の軽減につなげている。横山さんはこれまで、タバコやカンショの除草に背負噴霧器を妻と2人で背負い、除草剤の散布を行っていた。
 「何か楽な方法はないものか」と思い、このほどできあがったものが、管理機をベースに小型動噴と背負噴霧器のタンクをセットにしたもの。管理機の前輪も2輪では小回りが悪いので1輪にし、安定するように後輪は2輪にして、散布口も前輪の前と後ろどちらでもかけられるように工夫してある。
 横山さんは「あれこれいろいろ考えて作るので、時間もかかりますが、自分の勝手のよいものになります。この散布機のおかげで、1人で除草剤の散布ができ、散布も早く終わるので作業が楽になりました。また、1人は他の仕事ができるので効率的ですよ」と話す。
 このほかにも横山さんは、モーター付きの丸型砥石も作っていて、「石は直径50センチの太さなので何10年も使えます。希望者にはお譲りしますよ」と話している。