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トレーラー改造しもみ殻散布機に(97年10月2 週号・群馬版)

 館林市で水田2ヘクタールと施設園芸を行う遠藤浩之さんは、いらなくなった耕うん機けん引型トレーラーを改造して、肥料用のもみ殻の散布に役立てている。この機械はトレーラーの底部を取り外して、代わりにブリキの板を三角の山と谷が交互になるように加工したものを底部に取り付け、谷の部分4カ所には8センチほどのすき間を作り、そこからもみ殻を散布する仕組み。
 すき間を開閉する4枚の底ふたは、トレーラーのサイドブレーキの引き具合によってふたの開閉が調節できる構造になっている。遠藤さんは、自分の趣味で溶接機や電動ドリルなどを買いそろえ、この機械のほかにもトラクターの前の部分に自転車を取り付けできる部品を作るなど発明に余念がない。
 また、「今までもみ殻を手作業で散布していたので、とても楽になった。今後は、この機械で鶏ふんなどの肥料散布に使えるかどうか挑戦したい」とも話している。