西郷村谷地中の宮川長太郎さんは、これまで重労働で2人で作業していた米袋の積み上げを米袋持ち上げ機にステップをつけ高さを調整したことによって、1人で10段以上積み上げることができるようになった。宮川さんは、水稲9.5ヘクタールのほかに稲刈り、調整作業を約20ヘクタールほど請け負っている。秋は、もみすり調製からコンバインのオペレーターとフル回転の毎日。
米袋持ち上げ機の右側面の高さ約30センチのところに鉄板を溶接しステップ台を作り高さを調整し、米袋を持ち上げるときの踏み台として活用している。宮川さんは「これまで2人以上の人が必要だったが、この米袋持ち上げ機があれば籾すり作業も1人で十分」と話す。「今では、1日約200俵、多い時には300俵ものもみすりを1人でこなせるようになった」と、このアイデア農機具に満足な宮川さん。<写真:宮川さんは積み上げ機にステップをつけて改良した>