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動噴を軽トラに楽々積み降ろす(97年9月4週号・長野版)

 長野県更埴市桑原の緑川進さんは、キクを主体とした花き栽培農家。緑川さんが消毒に使う動力噴霧機は、定置式で重さが30キロ近くある。これを、高さ60センチ以上ある軽トラックの荷台に積み降ろす作業は容易なことではない。このため、1人でも楽にできるようにと、噴霧機に車輪と取っ手を付け、さらに台車を作ることで簡単に噴霧機を軽トラックに積み降ろすことができるようにした。
 噴霧機に付ける車輪は、エンジン側のパイプの左右に穴を開け、直径15センチくらいの車輪を、取っ手にするパイプ(50センチ)は車輪を付けた反対側のパイプに穴を開けネジで固定した。台車については、廃材と市販の直径5センチほどの車輪を使う。軽トラックの荷台の高さと同じ長さの柱を四本作り車輪を取り付け、噴霧機の乗る大きさの板を上部に付けて、強度を増すよう各所に補強材を入れている。
 台車にはさらに、軽トラックと接する面の上部にちょうつがいを付け、台車と同じ幅で縦20センチほどの板を取り付ける。この板をトラックの荷台に乗せることで、噴霧機をスムーズに積み降ろすことができる。