「ビーチパラソルのおかげで、水稲の収穫作業が涼しくなりました」と話すのは、伊万里市の金子末夫さん。同地区では、品種「あこがれ」の刈り取り作業が、残暑の厳しい八月中旬から行われる。そこで、暑さをしのぐために考案されたのが、ビーチパラソルを利用した日除け付きのコンバインだ。ビーチパラソルの取り付けは、ポールの部分をコンバインの運転席前のアーム部分にひもで固定するだけのもの。収穫時には、あちこちで田んぼの中にカラフルなビーチパラソルが動きまわり、ほのぼのとした光景が広がっている。<写真:コンバインにパラソルを取り付けて自慢げな金子さん>