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哺液セット活用し、かま研ぎの連続給水(97年8月1週号・宮崎版)

 高千穂町下野で、水稲と繁殖牛経営を行っている甲斐熊雄さんは、獣医師より哺液セットを譲り受け、かま研ぎに利用している。このかま研ぎセットは、今までのように手で給水する必要もなく、連続して給水ができる。また、ホースの途中にあるツマミを調節することで、水の量を変えることができるようにしている。牛が病気にかかったとき、獣医さんの治療を見てピンときたという。「経費はかからず、加工も針金をホースに巻いただけ、だれにでも作れ、かま研ぎが楽しくなりますよ」と甲斐さんは話す。