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配合飼料を給与するための電動給じ機を作製(97年7月1週号・宮崎版)

 高崎町前田の海老原雄蔵さんは、配合飼料を給与するための電動給じ機を作製し、作業時間の短縮を図っている。
 海老原さんは、繁殖牛8頭、肥育牛290頭を、妻の重子さんと2人で飼養する畜産農家で、常に飼料給与の時間短縮を考えていたという。そこで、出来上がったのが、小型ショベルに接続し、給与する電動給じ機。飼料を入れる容器(縦80センチ・横110センチ・高さ100センチ)は、鉄工所に依頼したが、飼料給与時に給与口を開閉するためのモーターとバッテリーは、自分で溶接。この給じ機は、小型ショベルへの接続も簡単。
 また、今まで手作業で行っていた給じも、給じ器を小型ショベルで飼槽の高さまで上げ、スイッチを押すだけで給与口が開閉して給与していくので、労力もほとんどいらなくなった。1日に1500キロの飼料を給与する海老原さんは「この給じ器を使えば、タンクから1回に約250キロもの飼料を運搬、給与ができ、作業もスムーズに行え、今までの半分の時間で済みます」と話す。