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バケツのホースが踊らない工夫(97年6月2週号・長野版)

 飯田市座光寺の松村久さんは、リンゴ、ナシ、モモを合わせて約1ヘクタール栽培している果樹専業農家。普段使う農機具に工夫を凝らし、農作業を楽にしている。ちょっとした消毒に使う消毒おけ。しかし、200リットル、300リットル溜めるには結構苦労がある。ビニールホースをバケツに入れて勢いよく水を出すとホースがバケツから飛びでてしまうことが多く、手で持っていたりロープで縛ったり手間がかかった。そこで、バケツの縁にホースを押さえるゴムバンドを付けた。材料は、ステンレス製のボルト2個とゴムバンドのみ。初めはゴムバンドの代わりにビニールホースを使ったが、弾力性がないため押さえる力か弱く、また、ホースも通しにくかった。「ゴムバンドに変えたことで、水を勢いよくだしても大丈夫。時間も早く助かっている」と話す。