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廃品使ってサツマイモの保冷庫づくり(97年6月2週号・近畿版)

 滋賀県高島郡新旭町饗庭の中西重三さんは、水稲112アールを耕作する兼業農家。畑でサツマイモをはじめいろいろな作物を育てているが6年前、イモを腐らせずに何とか保存できないものかと考え、廃品を使った保存庫を考案し活用している。この保存庫は、廃品の五俵入り米貯蔵缶を利用したもので、缶の内側に市販の発泡スチロールを張り、丸いスノコを置き、その下から3個の豆電球を取り付けたもの。その中にぬかとサッマイモを交互に入れ、最下部から電気を入れて保温しておくと、ひと冬中イモを腐らせずに保存できるという。