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ナシ園の棚作り用「針金出し機」を改良(97年6月3週号・千葉版)

 ナシ園の棚作りは2〜3人がかりで、針金が絡んだり、よじれたりしないように気を使いながらの重労働。市川市農業青少年クラブでは、この作業を1人でできるようにと、以前からあった複雑な構造の「針金出し機」を改良した。耐久性とコストを考え、本体は鉄だけで作られているが、持ち運びができるように構造を簡単に、また軽くすることに重点をおいた。「費用は8000円ほどですが、溶接や鉄板の切り出しにかなりの時間がかかりました」と時田会長。台座(足)の部分、針金が入る8角形のカゴ、針金を通すアームは簡単に分解が可能。力ゴとアームは別々に自由に回転し、針金を出す作業がスムーズに行える。軽すぎて作業中に転倒しそうに見えるが、針金出し機の自重と針金の重さでしっかりと安定し、作業には支障がないとのこと。