綾部市小呂町の白波瀬為一さんは、レーザーディスクを使ってカラスの被害を防止している。仕組みは、ディスクをロープで少したるみを持たせてつるし、風が吹くのにまかせているとディスクの両面が太陽光や早朝の街頭光などを乱反射して、カクテル光線になるというもの。「カクテル光線には、さすがのカラスもどう近づいたものか迷っているようだ」と白波瀬さん。昨年の7月から自宅横の畑に設置したところ、見事に功を奏し畑のイチジクも被害を受けなかった。「成功率は、まだ7割。残りの3割はディスクの向きや動きを考え、いろいろと試したい。カラスの行動を観察しながら対応を考えないと、どんな対策でも結果を出すのは難しい」とにこやかに話す。白波瀬さんの今年の目標は、柿をいかにしてカラスから守るかということだ。