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田植機に「補助ステップ」と「予備苗のせ台」取り付け、作業能率アップ(3月4週・中国版)

 独自に田植機を改良して効率的な田植え作業を行うのは、吉敷郡小郡町柏崎の岡村清治さん。水稲6ヘクタールを耕作する専業農家だ。そんな岡村さんが、田植え時の労力軽減にと工夫したのが、六条植え田植機の足場(両側)に、補助ステップを取り付けたこと。これまで、大型の田植機でも足場が狭く、運転席の左右にある「予備苗のせ台」から、後方の「苗のせ台」に苗を運ぶのに、立ち仕事で腰をひねり大変な作業だったという。幅20センチ、厚さ2センチの板の裏側にL字鋼を装着し本体にボルトで固定。また、その支えにハウスのパイプを再利用したという簡単なもの。併せて、「予備苗のせ台」についても、通常3段になっており、箱苗なら左右で6枚しか積めなかったが、2段にして、苗を丸めることで左右で12枚置けるように工夫した。「この『補助ステップ』と『予備苗のせ台』とセットの改良で、作業能率は大幅に向上しました」と満足そうな岡村さん。