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水稲の「初冬直播き栽培」 水田で種もみを越冬 農閑期に作業を分散 ―― 岩手大学が開発(1面)【2021年2月1週号】

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 水稲種子を秋以降の積雪前に播種し、春に出芽させる省力・低コスト化技術「初冬直播〈じかま〉き栽培」が注目を集めている。岩手大学を中心とする研究グループが技術確立に向け、寒冷地7道県の大規模経営体で実証中だ。越冬に効果的な種子コーティングを施し、播種する乾田直播で、春の播種と同程度の収量を実現した。作業を農閑期に分散でき、労働時間や農機の有効活用に加え、豪雪や春の長雨など気象によるリスク回避にも期待される。

(1面)

〈写真:コーティング種子について説明する、実証先の株式会社西部開発農産(照井勝也代表)の菅野一成次長〉