「身近な作業の中に改善点はある。改善の積み重ねが経営基盤の強化や働きやすい環境づくりにつながる」と、阿部梨園(宇都宮市)でマネジャーを務めながら、経営コンサルティングなどの活動をするファームサイド株式会社の佐川友彦代表は強調する。農業情報サイト「マイナビ農業」は2月28日、農家の課題解決ゼミ「本家から学ぶ!農業で実践できるトヨタ式現場改善と課題解決」を東京都内で開いた。佐川代表のほか、トヨタ自動車株式会社が培ってきた"カイゼン"と呼ばれる生産方式を応用した農業IT管理ツール「豊作計画」を運営するアグリバイオ事業部農業支援室の担当者が農業経営の現場改善について講演した。
(8面・ビジネス)
〈写真:「改善できることがたくさんあればその分だけコスト削減が図れる」と話すトヨタ自動車の担当者〉